REPORT 2020 | 滋賀中央信用金庫
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 信用金庫は、会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精神を基本理念に、会員一人ひとりの意見を最大の価値とする協同組織金融機関です。したがって、会員は出資口数に関係なく、一人1票の議決権を持ち、総会を通じて当金庫の経営に参加することとなります。しかし、当金庫では、会員数がたいへん多く、総会の開催は事実上不可能です。 そこで、当金庫では会員の総意を適正に反映し、充実した審議を確保するため、総会に代えて総代会制度を採用しています。この総代会は、決算、取扱業務の決定、理事・監事の選任等の重要事項を決議する最高意思決定機関です。総代会は、総会と同様に、会員一人ひとりの意見が当金庫の経営に反映されるよう、総代構成のバランス等に配慮し、選任地域ごとに総代候補者を選考する選考委員会を設け、会員の中から適正な手続きにより選任された総代により運営されます。 また、当金庫では、総代会に限定することなく、日常の事業活動を通じて、総代や会員とのコミュニケーションを大切にし、さまざまな経営改善に取り組んでいます。 なお、総代会の運営に関するご意見やご要望につきましては、お近くの営業店までお寄せください。 総代は、会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映する重要な役割を担っています。 そこで総代の選考は、総代候補者選考基準に基づき、次の3つの手続きを経て選考されます。①総代会の決議により、会員の中から総代候補者選考委員を選任する。②選考委員会を開催のうえ、総代候補者選考委員が総代候補者を選考する。③上記②により選考された総代候補者を会員が信任する(異議があれば申し立てる)。当金庫は、総代候補者を選考するにあたり、「総代候補者選考基準」に基づき、総代にふさわしい候補者を会員の中から公正に選考しています。①資格要件 ⃝当金庫の会員であること  ⃝就任時点で75歳を超えていない者②適格要件 ⃝総代としてふさわしい見識を有している者 ⃝良識をもって正しい判断ができる者 ⃝人格にすぐれ、金庫の理念・使命を十分理解している者 ⃝その他総代選考委員が適格と認めた者会 員選考委員総代候補者総代会総 代総代会は、会員一人ひとりの意見を適正に反映するための開かれた制度です。① 総代会の決議により、会員の中から選考委員を選任する。②選考委員会を開催のうえ、選考基準に基づき、選考委員が総代候補者を選考する。③理事長は、総代候補者氏名を店頭掲示し、所定の手続きを経て、会員の代表として総代を委嘱会員の総意を適正に反映するための制度決算に関する事項、理事・監事の選任等重要事項の決定 令和2年6月18日に開催されました第107期通常総代会において、次の事項が決議され、それぞれの原案のとおり承認されました。【報告事項】第107期(平成31年4月1日から令和2年3月31日まで) 業務報告、貸借対照表および損益計算書の内容報告の件 【決議事項】第1号議案  第107期剰余金処分案承認の件第2号議案  定款一部変更の件第3号議案  会員除名の件第4号議案  理事任期満了につき理事8名選任の件第5号議案  監事任期満了につき監事4名選任の件第6号議案  退任理事および退任監事に対し退職慰労金贈呈の件◆ 総代会制度について◆ 総代会の仕組み◆ 総代の選任方法◆ 総代候補者選考基準◆ 第107期通常総代会の決議事項総代会今年度のしがちゅうしん総代会13

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