REPORT 2020 | 滋賀中央信用金庫
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 金融の自由化・国際化の進展や技術革新に伴い、金融機関の業務は益々多様化、高度化しており、日常業務において管理すべきリスクはこれまで以上に増大してきており、リスク管理の充実が最重要課題の1つになっています。 こうした状況のもと、当金庫は、経営環境の変化に迅速かつ適切に対応しつつ経営の健全性を確保するため、リスク管理規程および各リスク要領を制定し、統括部署としてリスク管理委員会を設置しリスクの一元管理を行う等、リスク管理の強化を図るとともにリスクを個別に管理するのではなく、異なる種類のリスクを共通の尺度で計量化し、これを経営体力(自己資本)の範囲内に収める統合的リスク管理態勢を確立するため、「統合的リスク管理規程」および「統合的リスク管理基準」を制定しています。 当金庫は、日常業務において内在するリスクを把握・評価し、適切に対応するため、以下のとおりの基本方針を定めています。(1)健全経営当金庫は、健全かつ安定した経営を行うため、低リスクを基本とした資産・負債の総合管理を徹底し、自己資本の充実に努める。(2)リスクの極小化当金庫は、リスクの分散・コントロールを行い、リスクの極小化に努める。(3)適正なリスク当金庫は、統合的なリスク管理の徹底により、リスクの総量が当金庫の体力を上回らないよう適切に管理する。(4)安定収益の確保当金庫は、統合的なリスク管理の徹底により、リスクに見合った適切な収益を確保するとともに収益の安定化を図る。 本方針のもと、リスク管理を徹底し、地域金融機関としての信頼を一層高められるよう努めます。◆ リスク管理の態勢リスク管理態勢意思決定機関協議機関統括部署リスク管理委員会:事務局業務担当 営業店   本部各部管理部署勢態理管クスリ総代会理事会経営会議監事会経営管理態勢リスク管理委員会経営企画部監査部統合的リスク管理態勢(管理部署:経営企画部)顧客保護等管理態勢法令等遵守態勢自己資本管理態勢資産査定管理態勢信用リスク管理態勢市場関連リスク管理態勢流動性リスク管理態勢事務リスクシステムリスクオペレーショナル・リスク管理態勢その他オペレーショナル・リスク有形資産リスク人的リスク人事部総務部営業推進部経営企画部経営企画部融資管理部審査部経営企画部資金証券部事務統括部システム部リスク管理態勢インフォメーションリスク管理態勢19

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