REPORT 2021|滋賀中央信用金庫
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55SHIGA CHUO SHINKIN BANK資料編DOCUMENT自己資本関係金利リスク関係信用リスク関係市場リスク関係コア資本自己資本比率規制(バーゼルⅢ)において自己資本を構成する項目であり、出資金、資本剰余金、利益剰余金などが該当し、一般貸倒引当金が一定の条件下において算入される。エクスポージャーリスクに晒されている資産のことを指しており、具体的には貸出金、外国為替取引、デリバティブ取引などの与信取引と有価証券などの投資資産が該当する。リスク・アセットリスクを有する資産(貸出金や有価証券など)をリスクの大きさに応じて掛け目を乗じ、再評価した資産全額をいう。オペレーショナル・リスク金庫の業務上において不適切な処理等で生じる事象により損失を受けるリスクのことをいう。具体的には不適切な事務処理により生じる事務リスク、システムの誤操作等により生じるシステム・リスク、風説の流布や誹謗中傷などにより企業イメージを毀損する風評リスク、裁判等により賠償責任を負うなどの法務リスク、その他人材の流出や事故などにより人材を逸失する人的リスクなどが含まれる。基礎的手法オペレーショナル・リスクにおけるリスク・アセットの算出方法の1つ。リスク・アセット=1年間の粗利益×15%の直近3年間の平均値÷8%により算出する手法。抵当権付住宅ローン住宅ローンの中で、代表的なものとして抵当権が第1順位かつ担保評価額が十分に満たされているものを指す。所要自己資本額各々のリスク・アセット×4%(自己資本比率規制における国内基準)により算出された額。IRRBB銀行勘定の金利リスク金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるもの(例えば、預金、貸出金、有価証券等)が金利ショックによりどれくらいリスク量が発生するかをみるもの。ΔEVE銀行勘定の金利リスクのうち、金利ショックに対する経済的価値の減少額として計測される指標をいう。ΔNII銀行勘定の金利リスクのうち、金利ショックに対する算出基準日から12ヶ月を経過する日までの間の金利収益の減少額として計測される指標をいう。金利ショック金利の変化(衝撃)のことで、上下100bp(ベーシス・ポイント)の平行移動やイールドカーブをスティープ化およびフラット化させるといった算出方法がある。BPVBasis Point Value(ベーシス・ポイント・バリュー)金利リスクの指標の一つで、全ての期間の金利が1bp(0.01%)変化した場合における現在価値の変化額を表す。VaRValue at Risk(バリュー・アット・リスク)将来の特定の期間内に、ある一定の確率の範囲内で、ポートフォリオの現在価値がどの程度まで損失を被るかを、過去のある一定期間ごとのデータをもとに、理論的に算出した値をいう。ストレステスト蓋然性のある事象(世界金融危機、VaRショック等)が発生した場合のリスク・ファクターが、金融機関の財務状況に与える潜在的な影響を検証する手法。コア預金明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出しされる預金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞在する預金のこと。ポートフォリオ異なるリターンとリスクを持ついくつかの資産の組合せをいい、全体としてのリスクを低減するために対象を分散化する。リスク・ウェイト債権の危険度を表す指標。自己資本比率規制でリスク・アセットを算出する際に保有資産ごとに分類して用いる。適格格付機関金融機関がリスク・アセットを算出するに当たり用いることができる格付けを付与する格付機関のこと。金融庁長官は、適格性の基準に照らして適格と認められる格付機関を適格格付機関に定めている。派生商品取引(=デリバティブ取引)有価証券や通貨、金といった金融資産(原資産)の取引から派生し、原資産の現物価格によってその価格が決定される商品の取引を指す。具体例として、先物、先渡し、スワップ、オプション等が挙げられる。用語解説用語解説

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